ぷっくりとした幹が大人気のパキポディウム・グラキリス。
実生に挑戦してみたいと思った方も多いのではないでしょうか?
ここでは、グラキリスの実生で失敗しないための方法を実験結果とともに紹介していきたいと思います。
グラキリスの実生で使う種
グラキリスの実生をするには、まず種を手に入れなくてはなりません。
新しい種を入手することができれば、発芽率も高くなります。
自家受粉で採取した種を使うのがベストですが、簡単なのは信頼できるネットショップで購入することです。
種を種類ごとにしっかり管理してあって、発芽率も高いです。(私が始めた時も大手のネットショップで購入しました。)
3つ目は、ヤフオクやメルカリでの購入です。
ここは、はっきりいって運ですね。
採れたてを販売している方もいれば、古いものを売っている方もいます。
評価を参考に購入された方がよいと思います。
種を注文したら、届くまでに土を用意しましょう^^
グラキリスの実生用の土
今回の実験で使用した土は、種まき用の土とサボテン用の土です。
発芽率と発芽後の成長がどのように変わっていくのかを調べてみました。
一般的な種まき用の土ですね。
栄養分がなく、保水性が高い土です。
pH調整もされています。
こちらは、サボテン用の土になります。
グラキリスを植え替える時に使う土ですが、種まきの時点から使うことができるのかを実験してみました。
こちらは初期栄養が入っており、pH調整もされている土です。
グラキリスの実生における種まきの方法
さて、土の準備ができたらいよいよ種まきです。
こちらもネットで調べてみるといろいろな方法が出てきて、どれが正解か分からない状況です。
はじめに水につけておいた方がよいという方法や水につけてはいけないという方法もあります。
また、種まきの際に土の上に置けばよいという方法や土をかぶせるという方法もあります。
よく分からなかったので、両方試してみました!
発芽率やその後の成長具合をまとめていきます。
まずは、水を吸収させるためにグラキリスの種を3時間ほど水につけます。
浮かんでしまいますが、水は吸ってくれるので無理に沈める必要はありません。
水につけていないグラキリスの種と3時間水につけたグラキリスの種を土の上に置きます。
土は、それぞれ2種類の土で行います。
こちらは、水につけたグラキリスの種と水につけていないグラキリスの種をまいて、土をうすくかぶせた状態です。
土はそれぞれ2種類のものを使用しています。
受け皿に水をはって、水を切らさないように管理します。
これで、種まきは無事に終了です。
あとは、発芽するのを待つだけですね^^
日々の変化をこちらにまとめていくので、気になる方はブックマークをお願いします^^
グラキリスの実生における発芽の様子
こちらには、発芽の様子をまとめていきたいと思います。
7月15日 気温23度 種まき
7月16日 気温24度 変化なし
7月17日 気温26度 変化なし(午後からようやく晴れて日差しがありました。)
7月18日 気温26度 いくつか発芽し始めた
種まきの土に3時間水につけて埋めた種・・・発芽1/10
種まきの土に3時間水につけて直置きした種・・・発芽1/5
サボテンの土に3時間水につけて直置きした種・・・発芽1/10
4日目に発芽した種はすべて3時間ほど水につけてからまいた種でした。
7月19日 気温28度
種まきの土に3時間水につけて埋めた種・・・発芽5/10
種まきの土に3時間水につけて直置きした種・・・発芽4/5
サボテンの土に3時間水につけて直置きした種・・・発芽3/10
種まきの土に水につけずに埋めた種・・・発芽6/10
サボテンの土に水につけずに直置きした種・・・1/10
全体的に種まきの土にまいた種が調子がいいですね。
7月20日 気温28度
種まきの土に水につけずに埋めた種・・・8/10
梅雨があけないので、涼しい日が続いていますね。
子葉が開くのが待ち遠しいです。
7月21日 気温28度
サボテンの土に3時間水につけて直置きした種・・・発芽7/10
サボテンの土に水につけずに直置きした種・・・4/10
その他変化なし
サボテンの土が6日目に発芽ラッシュです。
7月22日 気温27度
種まきの土に3時間水につけて埋めた種・・・発芽6/10
サボテンの土に3時間水につけて直置きした種・・・発芽10/10
種まきの土に水につけずに埋めた種・・・発芽9/10
サボテンの土に水につけずに直置きした種・・・4/10
7月23日 気温27度
種まきの土に水につけずに埋めた種・・・発芽10/10
7月29日 気温34度
気温もだいぶ上がったので、生きている種はすべて発芽したのかな?
子葉の間から葉が出てきました^^
1週間くらい経つので、腰水をそろそろ外したいと思います。