今年もグラキリスの現地球がきれいな黄色い花を咲かせました。
花が咲いたら受粉させたくなりますよね?
自家受粉で新鮮な種が採れれば、発芽率も上がり、実生が楽しくなります!
ここでは、パキポディウム・グラキリスの受粉方法について詳しく解説していきたいと思います。
グラキリスは自家不和合性!?
グラキリスに限らず、パキポディウムは自家不和合性と言われています。
自家不和合性とは、被子植物の自家受粉を防ぐ遺伝的システムです。
つまり、グラキリスの花粉が同じ株の柱頭に受粉しても受精しなかったり、受精して実ができたとしても種子ができなかったりするということです。
ということは、種を採るためにはグラキリスが最低2株必要ということになりますね。
2株あったとしても花の咲くタイミングが合うかどうかは難しいところです。
グラキリスの受粉を目指すならある程度の数の株をそろえる必要がありますね^^;
グラキリスのおしべやめしべは花のどこにある?
こちらの写真は、グラキリスの花びらを切り取ったものです。
中心にある三角形のテントみたいなものがグラキリスのおしべです。
裏側には花粉がついています。
このおしべを開くと中にめしべが入っていますが、虫メガネ等で見ないと小さくてよく分からないです。
グラキリスの受粉方法のポイント
グラキリス受粉のポイント①
まず、花びらが邪魔になりますので、はさみ等で切り取ってください。
その際に、写真のように液体が出てきますのでティッシュで拭き取ってから作業をしましょう。
グラキリス受粉のポイント②
次は、花粉を取り出します。
花びらの奥の三角形のテントのようなおしべを爪楊枝の先端で開きます。
なるべく、自分の花粉がめしべにつかないように花粉をとりましょう。
※ついてしまっても自分の花粉では反応しないという説もあります。
粘性のある花粉ですので、爪楊枝にしっかりとくっつきます。
グラキリス受粉のポイント③
最後に受粉させる場所に注意が必要です。
めしべの柱頭につけるということで、一番上の先っぽにつけたくなりますが、そこではありません。
先っぽから少し下がったところにくびれている場所がありますので、そちらに花粉をつけるようにしましょう!
これが一番重要なポイントです!
グラキリスの受粉についてのまとめ
みなさんいかがでしたか?
グラキリスの受粉を成功させるためには、いろいろと越えなければならない壁がありますね。
難しいからこそ、成功した時の喜びも大きいですよ^^
あきらめずに何度も挑戦してみてくださいね!
こちらの記事がみなさんのグラキリスの受粉の参考になれば幸いです。