この記事では、バランスの良いフォルムとかっこいい爪のようなトゲが大人気のアガベチタノタの概要や育て方のコツを紹介していきたいと思います。
アガベチタノタとは?
【科・属】リュウゼツラン科アガベ属
【原産地】中南米
グリーンやブルーの肉厚で幅の広い葉と、葉を周りを縁取るようなトゲが特徴のアガベです。
さまざまな種類の交配種が多く流通しており、とても人気の高い品種です。
寒さにとても強いので、冬に雪が降ったり霜が降りたりしない温暖な地域なら地植えも可能です。
アガベチタノタの置き場所
アガベチタノタを元気に育てるためには、高い気温と日照が必要です。
そのため、室内での栽培には向いていません。
室内の光量では、徒長してしまい特徴的な形を保つことは難しいです。
アガベチタノタは、年間を通して直射日光のよく当たる風通しのよい場所で管理しますが、連日35度を越えるような猛暑日は寒冷紗などを通した光を当てる方が葉焼けのリスクを減らすことができます。
冬の鉢内の温度を上げるために黒い鉢に植えるのがおすすめです。
アガベチタノタの水やり
乾燥地に自生する植物ですが、水を好みますので夏は表土が乾いたら鉢底から出るくらいたっぷり水を与えるようにしてください。
夏型の植物ですが、冬でも休眠はしないので1ヶ月に1度くらいは水やりをして完全断水はしないようにしましょう。
パキパラでは春から秋までは外に出しっぱなしで雨ざらしにしています。
締めて育てたい場合も水やりを減らしてはいけません。
水を求めて徒長してしまう原因になります。
徒長させないポイントは、水やりではなく日当たりです。
アガベチタノタの用土と肥料
パキパラでのアガベの用土は赤玉土14Lを7袋、鹿沼土14Lを3袋、パーライトを70L混ぜ合わせて使用しています。
植え替えの際は、この比率に近くなるように計算して用土を作っていただけると調子がよいと思います。
ボール型に締めて作りたい場合は、肥料をあげないようにしてください。
2年に1回の植え替で新しい土に含まれる養分で十分です。
アガベチタノタの温度管理
高温・多湿には強い植物ですが、水のやりすぎ、蒸れには注意してください。
ある程度の暑さなら大丈夫ですが、35度を超えるような日が続く場合は、葉焼け防止のために寒冷紗で遮光してあげてください。
耐寒温度は0度程度と寒さには強い方です。
霜が降りないような地域であれば、日あたりの良い雨風の当たらない場所での越冬は可能ですが、心配な方は、気温が5度以下になったら室内の日当たりのよいところで管理してください。
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